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筋肉のセルフケア3つのポイント

投稿日:2018年12月3日 更新日:

前回、急性腰痛についてまとめました。その記事では、筋肉の疲労が腰痛の一因でしたね。そこで今回は、筋肉のセルフケア3つのポイントについてまとめます。

なぜ筋肉のセルフケアが必要なの?

筋肉の主な働きは関節を動かす事です。その筋肉の柔軟性が低下すると、関節に負荷がかかり痛みを起こします。

例えば、腹筋と背筋をイメージしてください。背筋の柔軟性が低下するとカラダを前屈する際に背骨や骨盤の関節に負荷がかかります。その状態が長く続くと関節の負荷が限界に達し痛みが生じます。

筋肉の特性からひも解くセルフケア

筋肉の疲労はコリといわれます。そのコリは、筋肉の柔軟性を低下させます。その状態を放置すると筋肉は硬くなります(筋硬結)。さらに放置すると筋肉が伸びにくくなります(筋短縮)。

時間をかけて硬くなった筋肉は、なかなか元に戻りません。そうなる前に、毎日のコリをリセットするセルフケアが必要です。

筋肉のセルフケアの注意点

筋肉のセルフケアときくと、いきなりストレッチをしていませんか?ちょっとまってください。

柔軟性が低下した筋肉をいきなりストレッチすると、カラダの防御反応がはたらき、筋肉を縮める反応がおきます。伸ばすつもりが、逆効果になっているのです。

目の前に沸騰しているやかんをイメージしてください。そのやかんを人差し指で触ろうとします。最初は余裕ですね。でも、やかんに近づくと熱が伝わってきます。いざ、やかんに触れる瞬間、防御反応として手を引っ込めますよね。

これと同じ現象が、ストレッチされた筋肉にもおこっているのです。急に伸ばされた筋肉は、逆に、縮んで硬くなってしまうのです。

では、筋肉の柔軟性をとり戻すためにはどうすればよいのか?3つのポイントについて解説していきます。

筋肉のセルフケア3つのポイント

筋肉の柔軟性を取り戻すためには、

  1. 筋肉を縮める
  2. 筋肉をほぐす
  3. 筋肉を伸ばす

の3つのポイントが大切です。

例えば、硬くなった輪ゴムをイメージしてください。硬くなった輪ゴムをいきなり引っ張ると切れてしまいます。輪ゴムの柔軟性を取り戻すためには、まず縮めます。つぎに、手のひらの中でもみほぐします。最後に伸ばします。ですが、急に伸ばすと切れてしまいますね。

伸ばすときは、少しづつ、ゆっくり伸ばす必要があります。私たちの筋肉も同じことがおきているのです。

筋肉のセルフケアに効果的なツール

筋肉のセルフケアに効果的なツールは、ストレッチポールをオススメします。

ストレッチポールは、日本トップクラスのスポーツトレーナーが開発しアスリートの世界で広がりました。その効果は、オリンピック選手をはじめ国内のスポーツ愛好家のなかでは実証済みです。

ストレッチポールで得られる効果は、ポールに乗る基本姿勢が肩甲骨周囲と骨盤周囲の筋肉を縮めます。また、ポールの上で行うゆらゆら運動は、凝った筋肉をほぐします。最後にリラックスする姿勢が、凝った筋肉を伸ばします。

また、深い呼吸は副交感神経が優位となり全身のリラクゼーションが可能となります。ポールの上に座ったり、横向きでポールの上に乗ったりすることで、自分の体重を利用した自重マッサージが可能です。

使用方法については、jccaホームページ及び公式ホームページで確認することができます。

まとめ

筋肉のセルフケアは、いきりなストレッチではなく、筋肉を縮めて、ほぐして、伸ばすことが大切です。筋肉が硬くなって手遅れになる前に毎日のセルフケアでカラダもココロも整えていきましょう。

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